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移住・移民・難民  その差って?

ウィキペデイァじゃないので詳しくは存じ上げませんが、私の中での定義は以下です。


移住と移民の差=呼び方の違い、時代の違い、現在では国と国を超えて移住する場合の多くを移民と呼ぶ。どちらも本人の自由意思により、居所を換える事を指す。というのが私の理解。



難民=迫害を受ける恐れがあり、身の危険がある人が保護され、国連に難民指定される。こんな使い方が難民のイメージです。




日本は、単純労働者不足を受け、海外から単純労働<移民>の受け入れを開始しました。飲食や介護、建設や宿泊などの人出不足を補う為という理由です。



人の移住は太古の昔から行われいました。もっと暮らしやすいところを求めて、もっと安全なところを求めて、理由は様々だったと思います。



現代では、国や地域という境目があり、自由に移住する事は許可されず、その地域や国に必要な人達だけに移住=移民が許可されるのが一般的です。理由は単純明快で、すでにその国や地域に住んでいる人達の利益と既得権を保護する為です。



1840年、ニュージーランドの北島ワイタンギで英国とマオリ族の間で平和条約が締結されました。世界一優秀な条約と言っているのはニュージーランド政府関係者だけであり、インチキで卑怯な条約であったというマオリ族側の言葉は世界に伝わっていません。


英国人がNZに来る前に先住していたのはマオリ族です。英国は木材や農地として優秀なニュージーランド国土を手に入れる為、軍隊を送り込みマオリ族と闘いを繰り広げました。


当時のマオリ族は国家ではなく部落的な組織であり、国を挙げて攻めてくる英国には敵いません。そんなときに英国に持ちかけられたのが平和条約という名の幸福宣言受諾でした。


あまりにも英国に有利な条約であり、戦いにより一方的に奪い取った土地である事を隠すが如く巧妙な違訳がされていたり。


この当時は移住・移民・難民のどれにも当らない<侵略>という移住が横行していたのはアジアも同じですね。


さて、過去40年程度から現在までのNZや豪が直面している、中国からの移民問題も同じ移住の延長線上にあると考えてよいのかと思っています。


中国から自由意思により移住=移民が始まりました。より住みやすい、より安全で、より教育水準が高い国を求めての移住でした。豪やNZの当時の政策は、金持ちやスキルの高い若者なら移民受け入れるという安易な政策でした。


あれから40年。


豪やNZの中国系人口は莫大な人数に膨れ上がりました。今や移民2世ではなく3世です。ちなみに、豪NZの日系は2世段階です。


中国系移民の選挙活動も活発で、豪&NZ政府内にも大きな影響力を持っている中国系移民の存在。


国の基幹施設や産業に中国資本が流入し続けており、もう止め方も流れを換える事も出来ない状態にまで陥っています。


豪NZに住む中国人が悪いのではありません。目の前の金と票に目がくらみ、自分達の領域を安易なビザ発給という移民政策で中国に売ってしまった当時の政府に問題があるのです。


さて、豪&NZは一例にすぎません。世界の国境秩序は色んな意味で変革期を迎えています。


日本で移民政策議論が闊達にならないのは、在日韓国人問題もあるからです。自由意思により移民した韓国人だったのか、無理矢理に連れて来られたのか。日本政府と韓国政府はまだもめている議論です。


しかし、韓国人の問題と今直面している短銃労働者へのビザ発給開始の問題は全く違う問題です。


日本では票と金に繋がらない案件は相手にされません。残念ながら、人出不足だから単純労働者を受け入れよう!の方が短絡的に票が集まる思考のようです。


難民問題には触れませんでしたが、本来、日本の単純労働は難民受け入れとして門戸を開く議論もされるべきかと考えています。国連認定難民に対し、期限条件付きで労働許可を与えていく。数年後の次の段階までに職業訓練を施し、日本以外の定住先を探していく。そんなやり方の方が<自由意思の移民>よりも優先されるべき、救うべき命のように思えます。

コンビニとかファミレスは24時間にしなくて良いと思っています。その便利の為に将来にどれだけのリスクがあるのか?単純労働者にビザ発給出来るのは、飲食店経営者としてはとっても嬉しいのですが。



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